クーガー       COUGAR
    私がサバイバルゲームを始めたのは’97年から。
まず、電動ファマスを購入。
そしてハンドガン戦用としてタナカのSIGーP229かKSCのM8000クーガーか迷う。
P229のグリップが凄く握りやすい。今まで握ったハンドガンの中で一番しっくり来る。
一方クーガーは親指の付け根が当たる部分が出っ張っていてチョット違和感がある。
デザインはP229のP210の流れを受け継いだ様なスライドのラインが良い。
でも、P229は装弾数が15発(だったよね?)、クーガーは26発で
いずれP229は必ず買う!と心に誓い、
予備マガジンを買う予算が無い私はクーガーにしました。
ショップの人から「クーガーはガス漏れしなくて良いよ」と言われ、
はて、何の事?と思いつつショップを後に。

で、その後、WAとタナカのマガジンはガス漏れ漏れと知る。
うん、確かにクーガーは漏れない。
クーガーのグリップ改良したり、木グリ作ったり、
そのうちマルイからコッキングクーガーが出たりで、もうすっかりクーガー派。

その後、予算は出来たんですがP229はマガジンのガス漏れ対策が
まだイマイチみたいで購入してません。
WAのマガジンはもう漏れなくなったんだけどね。
友人が購入したP229Sはバルブからは漏れないけどマガジン底部から漏れると言う。
でも、P229はクーガーの次に好きなオートなのよ、
買うよ、ガス漏れ直ったら。

1999・6・15 かもんえぎ
   

 

ロングクーガー
画像上

東京マルイ
コッキングエアーガン
M8000クーガーのカスタム
全長:約237mm
重量:550g(マガジン含む)
インナーバレル長:135mm
 
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  木グリ クーガー
画像下

KSC
ブローバックガスガン
M8000クーガーの
カスタム
木グリップ材質:桧(ひのき)
  クーガーその(1)
マルイ・コッキングクーガー ロングスライド化
1999・6・10 更新

東京マルイのコッキング・エアーソフトガンM8000クーガーGは2900円(税別)の低価格でありながら
一体形成のスライド、ロータリーバレルを再現したギミックなど素晴らしい物です。
しかし、私が購入した個体は、命中精度が良いとされる東京マルイにしては着弾が散ります。
二つ買ったんですが、二つともです。
そこでスライドを二個一にしてロングスライド化し、インナーバレルを長くしました。
98年12月頃の作品。
 
 
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  スライド延長

スライドを一つは前の部分、
もう一つは前から6cmの部分で切って
二つを接着。

画像右:矢印の当たりで接着。
塗装もして仕上げた状態だが継ぎ目が解る(泣)。
更に、プラリペアで埋めた側面の文字もウッスラと
読める。実物はもっと荒いです。

仕上げはインディのブラック シールのみ。
もうちょっと、皮膜の厚い塗料を使えば
良かったでしょうか。
 
    最初、瞬間接着剤を多めにつけて、プラリペアは外側を整形するように盛り付けたんですが、
半日位してから、ずれてる事に気付き
「まずいなー、こんなに強力に接着しちゃったのにー」と言いつつ、握ってグッとひねると、
そんなに力を入れる前に「パキッ」と取れました。
あれー?ぜんぜん接着強度でてないじゃん。
接着面を見てみると瞬間接着剤が十分に硬化してない様だ。
プラリペアとの相性が悪いのかなー?
しょうが無いので、ずれを直して瞬接で接着し、一日置いてからプラリペアを多目に盛り付ける。
瞬接とプラリペア、どちらがABSに対して接着強度が出るのか、まだはっきりとは解りません。
そのうち実験してみる必要があるでしょう。
この時使った瞬接も、開封してから時間が経っており、
品質劣化で接着強度が落ちている可能性もあります。

プラリペアの液はABSを良く溶かす様で、どうしてもプラリペアとABSの継ぎ目が出てしまう。
さらにプラリペア自体も硬化後も収縮するので、
表面仕上げにはあまり向かないのかもしれません。
   
 
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  フレームも少し延長するが、
スライドより3cmほど短くするので
スライドの前方下部をABS板で作る。
コッキングガンなので強度は
そこそこで良いでしょう。

延長したスライド前部をデザインカット。
ヤスリで左右対称になる様に
慎重に削っていく。
逆Rの部分だけはモーターツールが
無いと辛いでしょう。
削って薄くなる部分は裏からABS板を
貼ってやります。
 
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  バレル延長

バレルは途中で切り離し、
その間をアルミパイプ、重りの鉛板、プラリペアの順に
接着・造形します。
インナーバレルはマルイの電動ガンのが余ってたので
135mmに切ってチャンバー部分を
元のインナーバレルと同じ様に金属用ヤスリで削る。
内側にバリが残らない様に
丁寧に仕上げるのが肝要です。
 
    ノーマルでは5m先の30cmX30cmのダンボール箱も外れる弾があるほど悪い
グルーピングだったが、
ロングインナーバレルではマルイの他のコッキングガンと同じ位のグルーピングになりました。
今、思うと元のインナーバレルのチャンバー部分も奇麗に仕上げてみれば良かったかも。

マガジン残確ホール


残弾の確認用の穴を開けました。
一度分解してスプリング・BB弾フロアーなどの部品を外してから3mm位の穴を開ける。
前面にしか開けなかったので15発位しか確認できません。
穴を開けた内側を奇麗に仕上げないと弾詰まりの原因になります。
   

 

    続き
1999・6・15 更新
   
 
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  分解

KSCのクーガーや実銃は通常分解の時は
(1)のテイクダウンラッチリリースボタンを
押すんですが、マルイのコッキングクーガーは
接着してあって動きません。
テイクダウンラッチは(2)の緑の点の裏側に
ポッチがあってフレームのへこみにプラの
弾性で止まっています。
けっこうしっかり止まっているので
マイナスドライバーで回してたんですが、
 
  スライドに傷が付くのでABS板を2cm位に切って回す為の専用工具を作ったりしました。
しか〜し、
C/PlusBBSで なりきりゲーマー氏からテイクダウンラッチを(A)から押して
少し浮かせる様にしてやれば簡単に(B)の方に回せてスライドが前に引き抜けると
教えてもらいました。
ほえ〜、私の専用工具まで作った苦労はなんだったの〜。

マルイのコッキングM92Fも同じ方法でテイクダウンラッチを回せます。
取り扱い説明書には書いてないので、
分解してメンテナンスする人はわかって当然と言う事なんでしょうか。
いーんだ、俺はガンスミスじゃないのさ(しく しく)。
 
 
jpg画像9.4kbt
  壊れやすい部分と補強

凄く気に入って、買って数日でパコパコと800発
撃っちゃいました。
で、壊れた。
画像右の矢印(A)の三角のリブ部分が
画像右下の(B)の様に折れました。
メインスプリングを押さえてる金具(C)を押さえる
部分なのでコッキングするたびに力が掛かります。
多分、過度のパワーUP改造を防ぐ為にわざと
強度を落としてるんだと思いますが、
 
 
jpg画像8.6kbt
  800発で壊れるんじゃ問題です。
2個イチでロングスライドにする為
もう一丁別のショップで買ったんですが
これもグルーピングが悪い。
そしてこっちは、なんと300発位で三角リブが折れちゃいました。
う〜ん、よ、弱い・・・・。
二丁ともそっくり同じに折れています。

そこで、プラリペアを盛り付けて補修します。
(B)のあたりにグリスやオイルが付いてたら、
それを落としてから、
ハンマーやスプリングに干渉しないようにプラリペアを
盛り付け。
 
 
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  画像:緑の円のあたりが盛り付けた所。
三角リブが折れる前にプラリペアを盛り付けて置いた方が
いいでしょう。
コッキングクーガーは短いスライドにピストン・メインスプリングが
詰め込まれていてコッキングが重く、
その分、三角リブに掛かる力も他のコッキングガンより大きい
のでしょう。
メーカーさんは是非この部分を強化すべきでしょうね。
 

 

    バリ取って実験
1999・6・23 更新
   
  自作135mmロングバレル

えー、画像の二本並んだ左側のバレルが
コッキングクーガーのオリジナルバレルです。
長さ68mm、
ホップの部分とマズルのテーパー部分を除いた
有効長は60mm。
多分マルイのコッキングガンの中で
一番短いんじゃないでしょうか?
右側のバレルは自作の135mmバレル。
電動ガンのバレルを短くした時の余りです。
チャンバーゴムが入る所とか、
バレルを固定するためのミゾを金工ヤスリで加工します。
 
jpg画像11.9kbt
 
    (K)がオリジナルバレルのチャンバー部のアップ。
(L)が自作バレル。
画像じゃ分かり難いですが、自作バレルの方は仕上がりが凄く汚く雑に見えます。
ですがバレルの内側にバリが出ていなければ命中精度に影響はないと思います。
   
 
jpg画像4.2kbt
  各バレルのグルーピング

二部屋つなげて7mの距離を取ってテストです。
両手でグリップしてスタンディングで、
マルゼン0.2gBB弾21発(ワンマガジン)。
私の腕前じゃ正確なグルーピングテストは不可能、
あくまで参考値と思って下さい。
(1)68mmノーマルバレルで:直径約50cm
(2)135mm自作バレルで:直径約5cm
(3)68mmノーマルバレルをバリ取り:直径約10cm
 
    (3)は耐水ペーパーを棒に巻き付けノーマルバレルのチャンバー内側を磨いた物です。
肉眼で見てもバリ(金属加工時のめくれ)などがあるようには見えなかったんですが、
50cmから10cmへと、劇的に向上しました。
う〜ん、ビックリ! バリはあったんだねー。
その後、マズルのテーパーの方も磨いて見たんですが、
やっぱり10cm位で、それ以上のグルーピングの向上は見られませんでした。
   

 

    クーガーその(2)
KSC・ガスブローバッククーガー木グリ仕様

1999・6・23 更新
   
 
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  東急ハンズで購入した厚さ5mmの木のハガキで
お気に入りのKSCクーガーに木グリを作りました。

木のハガキはいろいろな種類の木があります。
銃のグリップにはローズウッドなど固くて木目が緻密な物が
適してるんですが、
匂いが良いと言う理由で桧(ひのき)にしました。
桧は柔らかくてグリップには適してないんですが、
柔らかいが故に加工が簡単で二日位で出来ました。
失敗しなきゃ、一枚のハガキで左右一丁分作れます。
 
  クーガーはフレームグリップ部の後部が段になっていて
木グリも裏を段に削らなければならないので大変です。
そこでABS板とプラリペアで段を埋めちゃいました。
画像の緑の線のあたりが埋めた部分。
こんな加工しちゃって、
これが、お気に入りの銃に対する態度でしょうか?

埋めて平面になった所で厚紙で木グリの型を取り、
木のハガキに写して切り出し、
木工ヤスリで仕上げます。
裏が平面とはいえ、
トリガーバーやスライドストップなどの溝は必要。
彫刻刀などで掘ってやります。
固い木だと苦労する所でしょう。
 
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  画像左が溝を埋めたクーガーのリアビュー。
うーん、
のっぺりして変な感じになってしまいました。
(J)は埋めた継ぎ目。
プラリペアはどうしてもヒケが出るので、
こういう部分の工作には
向かないかもしれません。
 
  欠けたスライド

スライドのセフティを押さえている部分が欠けて
セフティ解除のポジションより更に上がってしまうように
なってしまいました。
仕方なく(H)の緑丸の部分にプラリペアを大盛り。
スプリングでパチンとけっこう勢い良く戻るので
ここは欠けやすい部分でしょう。
オリジナルに忠実じゃなくても平気な私ですが、
さすがにこれはカッコ悪いです。
針金などを埋めて瞬間接着剤で固めて整形すれば
良かった。
 
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  グリップのカタチ

(D)はマルイのコッキングクーガーのグリップ。
グリップ内にウエイトを入れるためかグリップの
断面が四角いです。
(E)はKSCのブローバッククーガーのグリップ。
断面は半円形。
こっちの方が実銃に近いのでは?
 
  (G)のKSCのクーガーのフレームグリップ部後部は
握った時、親指の付け根に当たる部分が
出っ張っていて痛い。
ので、買ってすぐ削っちゃいました。
多分、アメリカに住んでいて実銃のクーガーを
買っても同じように削ったでしょう。
(実銃は固くて削るのに時間かかるだろうけど)
その結果、物凄くグリップしやすくなりました。
SIGーP229以上です。
P229はトリガーが遠い感じがしますが、
クーガーはトリガーとグリップの間も丸くえぐって
いてトリガーの距離も良い感じです。
 
jpg画像8.3kbt
 
    その後、マルイのコッキングクーガーが出たので買ったらすぐ
そこを削ろうと思ってたんですが、
実際に購入して握ってみると、でっぱりの違和感がないのです。
どうやらグリップが四角くて角張ってる為、
親指の付け根がフレームグリップ部後部にきっちり強く当たらない様なのです。
で、(F)の様に削ってません。
でもこっちも木グリを作って、同じ様に削り、
同じグリップフィーリングにしようと思っています。

グリップの角なんて、左右合わせてもほんの数ミリの差なのに
グリップフィーリングに与える影響は物凄いものがあると思います。
   

 

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