ゲスト ガンスミス
オリジナル フルスクラッチ
 
  ところてんさんから新作が、
今回はなんと「輪ゴムガン」です!
(カモンエギ)
 

 

  DUAL HEAD  
  製作者:ところてん氏  

 

あるサイトでゴム銃なるものがありまして、それを真似て作ったものです。
フレーム上部にノコギリのようなギザギザがついてますよね。
そこに輪ゴムを引っ掛け、引っ張っていって先の切り込みに引っ掛けるんです。
その後白い羽みたいなのが後ろに下がってゴムを押し上げて発射となる仕組みです。
では画像とともにこの文章をお楽しみください(笑)

 


全長:510mm
全幅:45mm
全高:170mm
装弾数:55発
連射速度:900発/分
初速:不明
重量:750g(バッテリー含む)

 


木材とネジで豪快に組んだ形が良いです〜。
グリップの強度の出し方とかも興味深いですね。

ギアからの一次プリーは使わず、軸でコードを巻き取ってるみたいですね。
発射速度を低下させる為でしょうか?
(カモンエギ)


軸に巻きつけてコードを引っ張ってるのは正解です。
あの一次プーリーの役目は軸からコードがはみ出ないようにする為のストッパ役割があるのです。
ギアボックスのギア比をかえて連射速度はコントロールします。
(ところてんさんからの追伸)


 

 


トリガーの部分にマイクロスイッチらしきものが見えます。
これをそのままトリガーとしてるようですね。
バッテリーの横に大きなスイッチが下向きに、これはセフティって事でしょうか。(カモンエギ)
正解です。結構マイクロスイッチって耐電圧や耐電流が小型でも高くて使いやすいのがいいですね。
(ところてんさんからの追伸)


バッテリーは直接充電ですね。
充電時は横のパネルを外すようですので、
どうして普通にバッテリーを出し入れ出来る様にしなかったのでしょう?
8.4Vを分解して6本7.2Vにしたからバッテリーのセルが
ばらばらになったからかな?
(カモンエギ)
残念ながらこのスイッチはセイフティではなく極性転換スイッチです。
銃を構えた状態にて手前に倒すと、ヒレ下部にあるボルトを前進、奥に倒すとボルトを後進(ゴムが掛けてあれば発射)となります。
つまりヒレ(リリーサー)をデフォルトの状態にするための前進・後進スイッチなのです。
フォアグリップにあるので邪魔なように見えて案外邪魔ではなかったりします。
手の平で簡単に切り替えも出来ますしね。

最初は単三乾電池で駆動するようにしていたんですけど、予想以上のゴムのテンションでモーターが動かない事が判明。
そこで急遽ニッカドバッテリーならどうかと考えたんですけど、なんと手持ちのバッテリーがそのままでは入らないのです。
という訳で苦肉の策を実行して、このような不細工な形を取らざるを得なかったのでした。
さらに付け加えるとしたら、無理矢理動かしているという状態なのでモーターが焼き切れるのも時間の問題であるということです。
(ところてんさんからの追伸)

 



 



 


フレーム上部にあるこの刻み(ホールド)にゴムを掛けます。



ゴム弾の威力低下を防止するように先端の切り欠き(バレル)を二段にして距離をかえています。
銃床に近いほうから順に上段のバレルへ掛けて行きます。
ホールドの半分くらいになったら下段のバレルに掛けて行きます。
けっこうゴムのテンションがかかってそうですね。
フレームの強度も必要みたいです。
(カモンエギ)




白いヒレの様なモノで、このようにゴムを押し上げて発射します。

 

製作後記
元となるゴム銃があったお陰でここまでまとめる事が出来ました。
また木材加工の練習になった事や個々の木による癖なども大分理解する事ができ、大変良い経験でした。
製作費用は大体7000〜8000円くらいです。
多少の失敗もあったのでそれがなければもっと安く作れたはずです。
エアガンのみならず、たまにはこういうのにも手を出してみるのもまた一向ではないでしょうか?

 

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