ゲストガンスミス
その他

 
  ちゅんぴーさんの製作レポート開始ですー♪
(かもんえぎ)
 

 

     
  アドベン文鎮51ネービー  
     

 

  アドベン文鎮51ネービー(1)  
  製作者:ちゅんぴー氏  
  2005・6・11  

 

アドベンの文鎮と聞いてピンと来る人はそう多くないように思います。
持っている人、となるとますます少ないのではないでしょうか。
ネットでも文鎮キットの製作記事は見た覚えがありません。

昭和46年規制への怨念うずまくスレスレさがダークな印象ですが、
実際にはどうなのでしょう。

たまたま手に入った51ネービーのキットを組んで見ましょう。
後方はCAWの51ネービー、ロックライト製の初期型、
手前がアドベンの51ネービーです。

アドベンの方がはるかに古いはずですが、
プロポーションは大変正確です。

「文鎮」と聞くとゴロリとした鋳物のカタマリを想像しますが、
実物はシャープで清潔。なかなか好印象です。

 

素材はモロに鉄です。
なぜ鉄なのに今も販売されているか不気味です。
例えば、シリンダーは釣鐘どころか回転もしない外観だけ、
機関部などもともと「ない」ため、けん銃に「類似した構造」を
有していない、ということにしているようです。

 

改造の危険は皆無ですが、完成した文鎮をブルーイングすると
取り締まりの対象になるように思います。
  最後の写真、
鉄ならではのシャープなエッジが出てきてて、
良い感じですねえ。

このレポートは続き物として、
少しづつ長めに連載する予定です。
お楽しみに〜♪
(かもんえぎ)
 

 

 

  合わない?(2)  
  製作者:ちゅんぴー氏  
  2005・6・14  

 

小部品はさておいて、まずは仮組みして全体のイメージを
つかみたいですね。

ではマイナスドライバーを用意して。
ありゃ、合いませんね。上側がぱっくり開いてます。
ネジ穴のガタはモデルガンよりはるかに少なくて、
大変精密なだけにかえって事態は深刻です。

 

では上側を先に締めてみると今度こそ一大事。
下側が大変なことになっています。

なにしろ素材が鉄ですから、
そう簡単にひねって直すわけにはいきそうにありません。
一瞬にしてお先真っ暗、このまま倉庫にしまい込んで
忘れてしまおうかと思いました。

なるほど初心者向けとはいえないようです。

そういえば、このキットにはそもそもグリップが付属していません。
グリップの製作や手配に困るような人には最初からムリ、
という意味なのでしょうか。
  うはあ、
こりゃ一筋縄じゃいきませんねえ。
この先一体どうなるんでしょう?
ドキドキ。
(かもんえぎ)
 

 

 

  とりあえず(3)  
  製作者:ちゅんぴー氏  
  2005・6・16  

 

困っていても仕方ないので、まずは仮組みを目指して手をつけます。
シリンダーやバレルも心配なのですが、まずはフレームから。
ネービーはSAA同様、ゴロリとしたフレームに
ネジで小部品を取り付けて銃のカタチを作ります。

今回、まったく変更も修正もきかないのがフレームのネジ穴ですから、
このネジ穴を基準にして考るしかありません。

(2)でごらんいただいたような強烈な歪みです。
手当たり次第に小部品を加工していたのでは結局完成しないような気がします。

 

フレームを裏返すと、ネジ穴が3つありますね。
この面を基準に全ての加工を始めようと決心します。
何しろ銃身やシリンダーの中心線は、別部品なのですから問題になりません。
などと言っていて、すぐ後からエライ事になりますが、それはまたのお楽しみ。

でも、なんだか真ん中へんに四角いカタチが浮かび上がってますね。
もしかしてプラモで言う注入ゲート?

 

ゲートです。定規を当てて見るとけっこう迫力があります。
赤い三角で示した部分が浮いてます。
これは…、削るしかないようですが寝っころがって木製グリップを彫っていた
ワタシにとって、まさしく鉄工所レベルの作業です。

素材は鉄。きっとABSよりもHW材よりも硬いに違いありません。
  砂鋳型鋳造なんでしょうか、それともロストワックス??
とにかくプラモ少年だった私の知識の範疇を超えてます。
それにこれはプラや亜鉛だったとしても、
削るには大変な面積ですよ。
(かもんえぎ)
 

 

  このコンテンツの作品の著作権は全てちゅんぴー氏にあります。
このコンテンツの画像の無断転載をお断りします。
 
ゲストガンスミスに戻る   戻る
表紙に戻る   戻る