エンジェルカスタム       ANGEL CUSTOM

 

   

デビルカスタム・カスタム?
「エンジェル・カスタム」

   
  エンジェルカスタム・データ
全長:350mm
全高:150mm
全幅:40mm
重量:1050g
フレーム構成材料:ABS+亜鉛合金
フラッシュ発光システム内蔵
 
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    今、C/PlusBBSで(99・7)話題沸騰のデビルカスタムの、更にカスタムです。
安直にエンジェルカスタムと今ネーミングしました(ハハ・・・)。
と思ったらデビルカスタムはコクサイの製品で、
これはMGCの「PPCヘビーバレルカスタム」(多分)のカスタムでした。
なんせ35歳の私が高校3年の時に作ったものですから、
すっかり記憶の彼方(かなた)です。
C/PlusBBSの皆さんの書き込みと、高校時代の友人から話を聞かなかったら、
何のカスタムか思い出せなかったでしょう。
じゃあ名前は・・・いいや、エンジェルカスタムのままで(←私はこういう所は適当です、ハハ)。

「PPC〜カスタム」は上の画像に写っているケース入り、値段はぎんぱち氏によると2、0000円。
当時、とっておいたお年玉を全部つぎ込んだ記憶があります。
   
    えー、このカスタムは各メーカーのパーツの寄せ集めカスタムです。
●MGCのPPC〜カスタム8インチのバレルとリブサイト
●マルシンのS&W M586のフレーム回り
●コクサイのデビルカスタムかサターンカスタムのバレルウエイト
●MGCのシューターワン対応のエースポイントの中の基盤・フラッシュなど発光装置
などです。
グリップを白くプラカラー(ラッカー系)でムラムラに塗ってます、
もー、なんでこんな事するかなー、当時のオレ。
   
 
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  マズル回り

フロントサイトの両端のガードがサイトと同じ太さで紛らわしいです。
リブサイトは亜鉛製で重量感たっぷり約220g、
構えると今でも腕がプルプルします。

バレルはABSでツール跡から全部削り出しだと思います、
このバレルには値段分の価値を感じます。
亜鉛のウエイトが入っていて約170g。

バレルウエイトは部品で別注文しました、
中に亜鉛のウエイトが入ったABS一体品で約170g、
塗装が弱くセロテープの仮止めで剥がれちゃいました。

上記のパーツだけで560gもあります。
フレームも合わせた総重量は1050gです。
 
  フレームはマルシンの組み立てキットのS&W M586。
元のPPC〜カスタムのパイソンのフレームを
(M29だったかも?)惜しげも無く取っちゃって
付け替えてます。
当時からLフレームが好きだったんですね。

ハンマーの指掛けを切り落としたタイプ(呼び方忘れた)
にしました。ポケットに忍ばせる携帯ガンじゃないのに
何で?まあ、高校生の作ったカスタムだから許して。※(1)

エンジェルカスタムの目玉はヘビーバレルではなく、
シューターワン対応のフラッシュ内蔵シリンダーにあります。
モデルガンじゃなく発光銃になってるんですね。
シリンダーの回転は殺してあって、
ハンマーが落ちるとハンマーノーズがシリンダーの
スイッチを押してシリンダー前面のフラッシュが光るしくみ
です。
 
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  上の画像でシリンダーに「LIGHT ROAD」とあるのは
WAのブラックホーク44マグナムの
シューターワン用デバイスの名前(だったと思う)を
頂いたんだと思います。

右の画像
(1)発光ダイオード:スイッチONで光る。
(2)ON・OFFスイッチ。
(3)シリンダーがフラッシュの入ってるホールで
固定される様に2mm位のABS板(多分何かの
フレームかスライドをばらした物)を貼り付けてます。
(4)バレルコーンが入る部分。
 
    赤く錆びてるのはシリンダーの改造防止インサート。
フラッシュの光はこれに少し遮られながらもバレルを通ってターゲットに向かいます。
(5)←Shotと掘ってあります、この下あたりにフラッシュが入ってます。
   
  シリンダーをスイングアウトしてエジェクターロッドを
押してる所。この状態で電池交換をします。
(6)カートリッジのリムを切ってエジェクターに瞬間接着剤で
接着。矢印の所にスイッチが入ってたんですが、
ハンマーの衝撃で壊れて今は発光出来ません。
(7)単5乾電池 X 2個。357マグナム弾より太いので、
入る様に削るのに物凄く苦労した記憶が・・・。
(8)ホールを2つつなげて発光回路の基板を入れてます。

多分、スイッチを作り直したら、また発光すると思います。
まあ、高校生の工作にしてはそこそこでしょうか?
いまだに大事に持ってるから、
やっぱり、お気に入りなんでしょう(笑)。
 
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    当時持っていた工具

●ピンバイスと刃のセット。当時一番大切にしていた工具だった。
今でも良く使う。
●模型用ヤスリセット。
今でも良く使う。
●リューター。たしか電源に単3電池を10本位使うとんでもない物だった。
リューターの変えビットを、字を掘るビットしか持ってなくて、ほとんど役に立たなかった。
今は何処にしまったのか見つからない。
●ドリルとドリル刃。
今は卓上ボール盤です。
●金工バイス。糸鋸。金鋸。カッター。彫刻刀。サンドペーパー。瞬間接着剤。
今でも良く使う。

今と基本的には変わってないなー。
これだけあればハンドガンのガンスミス、大抵の事は出来るんだよね。
こういう形のガンをマルイのM19(ガスガン)で作ったら面白いかも。
今なら、ABS板もあるし長いパーツを加工出来る木工バイスもあるし、
なにも大枚はたいて、カスタムガンやカスタムパーツ買う必要もないよね。
何よりも、自分の納得のいくオリジナルな形を追求出来る事が重要なんだよね。

※(1)ハンマーの指掛けを切り落としたタイプ←デホーンドハンマー
PPCマッチはダブルアクションでターゲットにバスバス撃ち込んでいく
競技だったらしいのでデホーンドハンマーで良かったらしい。
さらに、ハンマーの慣性重量が減って早く落ちるため、
トリガーを引いてから発火するまでの時間を短縮出来るとか言う事だったような・・・?
   

 

    「シューターワン」とはっ!

今を去る事20年位前、MGCは画期的なモデルガン用シューティングシステムを開発した。
その名も「シューターワン」。
モデルガンの火薬が発火した時出る「赤外線」(←だったっけ?)に反応してターゲットが
「カコッ」と動くのだ(ハハ・・・)。
   
 
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上の画像の言い訳
マウスタブレットつーのを使って
パソコン画面を見ながら
直接描いてる訳。
紙にエンピツで描いたら、
もうちょっと上手いよ・・・・・。
  エアーガンがおもちゃっぽくて、弾が(まだBB弾ですら
なかった)部屋の端から端へ飛ぶのがやっとだった時代、
我々が出来る事はモデルガンでのファーストドロウだけだった。
確かにホルスターから抜いて撃つのは早くなった。
しかし、肝心の弾丸は何処へ行っているのか?
的に当てると言う銃の一番肝心な所がモデルガンでは
練習出来ない。
それに対する回答が「シューターワン」だったのだ。

構造は、本体の前面に赤外線センサーがあって、
モデルガンの発火で生じる赤外線を感知する様になっている。
ターゲットに開いてる丸い穴は、そのセンサーの部分。
センサーからの電気信号はリレーを通じて電磁石で
ターゲットを動かす、
そこでリレーが切れてスプリングでターゲットは自動復帰。
単1電池2本か4本使ってたと思う。
 
    たしか当時9800円だったと思う。2セットも買った私だったが、飽きるのは意外に早かった。
欠点があったのだ。
●火薬の発火では反応しない時がある。
●光が前に出難いオートでは反応しない。
この二つは「ライトロード」や「フラッシュ内蔵カート」「エースポイント(オート用フラッシュ
内蔵ドットサイト)」などで一応の解決はみた。
しかし、
●どこに着弾したか不明。
と言う最大の欠点があったのだ。
光(赤外線)はマズルから広がる、線になっては進まないのだ。
銃口は大体ターゲットに向かっていれば反応する。
早撃ちの練習は出来るが、サイトを使った精密射撃の練習にはならない。
レンズを使って光を線にしたら着弾が不明だ、センサーがびっしり付いた高価なターゲットが
必要になるだろう。

シューターワンによって、弾が出なければ楽しくないと、教えられた様な気がする。
これを境に、モデルガンは徐々に衰退し始めたのではないだろうか?
   

 

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