ガンスミス用工具と材料(1)       TOOL(1)
 
   

私が普段ガンスミスするのに使っている工具です。
特別な物はありません、すべて一万円以下の物ばかり。
ちょっとづつ買い揃えていって、ここまで増えたんですが、
一気に全部揃えると、相当な金額になるかも。
使いやすい、使い慣れた工具は作品よりも大切な物かも知れません。

私は中学校の技術の授業以外には、こういう機械工作の教育は受けていないので、
ここに書かれているのは素人の独学と、今までの経験から得た知識のみです。
ですから、ここが間違ってるよーんとか、こうした方がもっと良いよとか、
ご意見がありましたらぜひ教えて下さい。
リンクしている「C/PlusBBS」でガンスミスの技術的な話なんかもしたりしてます。

あ、ガンスミスする時は怪我には注意してね。
特に電動工具に手袋ごと巻き込まれないように。
私は卓上ボール盤にゴム貼り軍手ごと
指を巻き込まれ捻挫しました(←バカ)。

   
 
    バイス(万力)
バイスで挟んでヤスリで削る。ガンスミスの基本です。
   
   


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    ●金工バイス(右):ボクの安物はガタがあって使い物になりません。
でも、丸いパイプや、材料を傷つけずに挟むためのプラスチックのアタッチメント(A)が
あると重宝します。
磁石が付いていて、ずれない様になっています。

以前NHKの番組で世界工業技術大会?みたいなのが放送されてて、
金属加工の選手がすばらしくカッチリした感じのバイスを使っており、
どんなにいい電動工具があっても微妙な加工・調整はバイスとヤスリの手作業だと言ってました。

●木工バイス(左):大きいし、挟む所が木で出来ているので長い材料を傷つけずに加工できます。
固い小さなパーツを挟むと木がへこむので注意が必要、私はがっちりへこませて
一回取り替えました。
上が平面なのも(B)、スライドなんかを加工する時に役立つ所。
常に平面を保つため、しょっちゅうヤスリをかけてます。

   
 
  ヤスリ
金工ヤスリ・木工ヤスリ・NTドレッサー

画像上:良く使うヤスリ、ベスト10
●(1):<アルミ・プラスチック用平ヤスリ>
目詰まりしにくくて便利
●(2):<NTドレッサーL−30中目>
材料の切断面を直線に仕上げるなど
簡単な仕上げに使用
●(3):<金工半月ヤスリ中目(中)>
●(4):<同上平>
●(5):<同上丸棒>
●(6):<木工半月ヤスリ荒目(中)>
木の冶具の加工や
木工バイスの平面を出すのに使用
●(7):<金工平ヤスリ中目(小)>
●(8):<同上半月>
●(9):<同上丸棒>
●(10):<同上四角棒>
画面奥:鋸用目立てヤスリとか、三角棒ヤスリとか、
その他いろいろ。

画像下
●(A):アルミ・プラスチック用ヤスリ
目が平行で詰まりにくく大変便利。
今は、これが無いとガンスミス出来ない位、
お気に入りです。
●(B):金工半月ヤスリ中目
矢印の所にアルミが詰まっています、
目がクロスしている所にどうしても詰まりやすい。
こうなると真鍮ブラシ位じゃ取れません。
鉄など固い物を削ってやると取れたりしますが、
それでも駄目な時は固く尖った物で一目々々
取ったりします。
●(C):力を入れて削る時角が当たって痛いので
(マメが出来たりする)、
●(D):金属用エポキシパテを盛って
痛くない様にしてみました。
 
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    定規とケガキ

●(A):(B):<スコヤ> どっちか一つあれば良いです。三角定規でも十分。
●(C):(M):<ペンシルケガキ> 以前はデバイダーでケガイていたんですが、
デバイダーやコンパスの針は先が尖りすぎていて材料に引っ掛かります。
ペンシルケガキは先が40°位で引っかからず最高です。お勧め。必需品。
たぶん大きな建築金物店なんかにあると思います。
●(D):<ケガキ針> 安いけど使えない。
●(E):<ノギス> 私のはプラスチック製の安物。でも必需品。
●(F):<雲形定規> あまり使わない。
●(G):<丸型テンプレート1−36mm> 製図する時も、ケガク時も必需品。
●(H):( I):<丸型テンプレート(大)> あまり使わない。
●(J):<50cm定規> 長物を作るなら必要。
●(K):<36cm定規> 愛用品。
●(L):<金定規> あると良い。私のはタミヤ製で1/35と1/48スケールが
付いていてチョット嬉しい。
   
 
  卓上ボール盤とタップとネジ

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9800円(税別)の卓上ボール盤。
材料に垂直に穴を開けられるのが良い所。
今まで電気ドリルで斜めの穴を、一体いくつ開けた事か。
欠点は穴の中心がずれやすい事。
ポンチマークを付けても必ずと言って良いほどずれます。

ボール盤の上にいるのはトカゲの中島くんです。
 
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  画像2
私のアルミフレームを作る時の必需品
(A):3mmタップとタップホルダー
(B):3mm皿面ビット。
値段高い、4ー5000円しました。
(C):2.5mmドリル刃。
 
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(D):フレームの内側をナットで止めると
作業が少なくて楽なんですが、分解組み立ての時に
狭い内側のナットを押さえるが大変です。
(E):フレームがABS板などならプラリペアで
ナットを固定するのが有効ですが、
アルミだと取れてしまう可能性大です。

(F):そこで、骨材にネジを切ってやります。
まず、骨材と板材をクランプや両面テープなどを使って、
しっかり固定して2.5mmの穴を開けます。
 
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そして骨材の方に3mmタップでネジ切り。
オイルを付けて慎重に垂直に切っていきます。
 
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(G):板材の方を皿面取りします。
材料の反対側がめくれないように木の台を敷いて作業。
2.5mmの穴を広げていく時にセンターから
ずれやすいので注意が必要です。
(H):皿面取りした穴。深さに注意。
( I):板材の厚みが2mm以上なら問題ないんですが、
1.5mmだと骨材の方も少し皿面取りしなければなりません。
6mm位のドリルの刃で(画面右端にちょっと写ってる)
手作業で皿面取りしてやります。
1.5mm未満の板材を皿ネジで止めるのは
無理っぽいです。
 
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(J):完成、ナット無しで止まりました。
2mmの骨材ですが、アルミは思いのほか柔らかいので、
ネジを締めすぎるとバカになっちゃいます。
力がかかる場所はやはりナットで止めるか、
(K):の様に、裏打ち材を使う必要があります。
5mmアルミ板で作った裏打ち材。

ABS板が骨材なら厚さ5mm以上は必要だと思います。
 
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  カッターとノコ

●A:<レザーソー> 背なし、替え刃式。必需品。
●B:<金鋸> 替え刃式、
ピストルグリップでトリガーみたいなのが付いてるけど
何の意味があるの?でも気に入って使っています(笑)。
●C:<レザーソー> 私はすぐ刃を駄目にしてしまうので、
もったいなくてあまり使いません。
●D:E:<糸鋸> 金属用とプラスチック用の二つ用意してます。
・・・いちいち刃を取り替えるのが面倒だから・・・。
必需品だけど一つでいい。
●F:<デザインカッター> 必需品。
●G:<カッター> まあ、一本あれば。
●H:<Pカッター> ABS板を切り出すのに必要。




J:の様に背が引っ掛かって刃が入って行きませんが、
K:背が無いタイプだと長い材料もどんどん切って行けます。
プラスチックならPカッターで切れますが、
アルミなど金属の時に有効です。

なにを隠そう、こういう作業をするには最適な
「卓上バンドソー」と言う物があるとC/PlusBBSで、
かあばいん氏からの情報を得ています。
そのうちその画像も何処かでゲットして来て載せましょう。
 
 
  回す挟む

●(A):<ドライバー類> 必需品。
●(B):<特殊ドライバー> 正式名称忘れた。
マルイ電動ガンのメカボックスのネジ回すやつ。役に立つ。
●(C):<0.89mm六角ドライバー>
KSCのクーガーに付いてきたのを無くしたので
特殊ドライバーを削って作った。けっこう役に立つ。
●(D):<特殊レンチセット> (B)があればいらない。
●(E):<六角レンチセット> 必需品。
●(F):<ペンチ> 必需品。
●(G):<ニッパー> 必需品。
●(H):<ラジオペンチ> 必需品。
●( I):<弱電プライヤー> 必需品。
●(J):(K):<ピンセット> 必需品。



●(L):弱電プライヤーとは、車やバイクの電装系を
いじったりする時に使ったり、電気屋さんが持ってたりして、
配線の金具をカシメたり、線の被覆をむいたりするもの
なんですが、
●(M):なんだか数字が書いてある穴があいてて、
●(N):弱電プライヤーをいい角度に開いて、
3mmネジなら「M3」の穴に「希望の長さ−3mm位」の
長さまでネジ込み、グッと握り込むと、
●(P):あら、不思議。
ネジ山が潰れずにカットされてるじゃあーりませんか。
(カットした先っちょの方は潰れます)
 
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  練り物 : 接着剤・コンパウンド・グリスなど

●A:<プラリペア> 必需品。
●B:<アクリサンデー> 買ったばかりの時は物凄く反応が早くて、
一滴たらしたらもう反応乾燥と言う感じで、
張り合わせとか出来ない位だったが、
気が抜けてきたのか、最近は反応が遅くなってきた。
ABS板やアクリル板を使うなら必需品。
●C:<セメダインABS用接着剤> アクリサンデーがあるから
今は特に必要ない。
●D:<木工ボンド> なんとなく使う。
写し忘れたけど<ボンドG17>や<ボンドGクリヤー>とかも。
●E:<瞬間接着剤各種> 一度封を切ってしまうと、
冷所・暗所に保管しても接着力が落ちてくる。
なるべく早めに使い切ろう。

●F:<高強度X6G> KAT氏に教えてもらった瞬間接着剤。
アルミとABS板の接着に使える。かなり強力。
●G:<プラ用エポキシパテ> めったに使わない。
●H:<金属用エポキシパテ> 物凄く変な匂いがする。
アルミ工作をするなら、使う場面があると思う。
● I:<型想い> お湯で暖めて使う型取り材。何度も使える。
実は、まだ使った事ない(笑)。
●J:<ピカール> 金属磨き剤。
プラスチックの仕上げにも使っている。
ただ匂いが嫌。他にもっと良いのがあると思う。
●K:<ネジ止め剤> あると便利。
●L:<接点グリス> 電動ガンはパワー的にはノーマルで
使っているので、接点グリスとか必要になった事がない。
でも、ノーマルで使ってても接点がイッテしまう物もあるそうな。
●M:<チタングリス> メカボックスに使ったらなんか良いかなと
思って。でもまだ使ってない。
●N:<マルイ・メンテナンスグリスセット> 安いから良く使う。
 
 

 

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