ゲスト ガンスミス
オリジナル カスタム
      GUEST GUNSMITH
ORIGINAL CUSTOM

 

スパス12改
(ブルパップタイプ)(2)
      SPAS12KAI
(BURUPAPU TAPE)(2)
製作者:塚越 氏       TUKAKOSI
 
gif画像(s05)8.5kbt
  ガンスミスする前のスパス12と
スパス12改の比較です。

全長
スパス12:800mm
スパス12改:725mm
と75mm短くなっています。

下の図はインナーバレルと
フルオートトレーサーの
位置関係や、
トリガーバーの引っ張り方など。

電動ガンと違ってモーターと
メカボックスが無いので
重心が良い位置に来ていると
思われます。
 

 

 

 
jpg画像(000-2)18.4kbt


jpg画像(SP8)6.2kbt


jpg画像(st02)26.2kbt
ストックのアップ。
木目加工がわかるでしょうか?
木目をPカッターで溝を彫る様にして表現。
かなり良い感じです。
アームズ誌に載っていたアイディアだそうです。



jpg画像(11)11.2kbt

  ストック

まず、ストックです、どこかで見覚えがあると、
思います・・
そう、AKのストックをつかってます。
(上下逆にしてみてください)

AKのストック(上下逆)を前の部分を約半分を
フレームに合わせて切ります。
この時、ストックの長さが決まります。
私の場合は、約10cm後ろに出た、
状態がベストでした。
(これは、個人差があるとおもいます。)
   おっと、その前に、ノーマルのグリップを下端に
合わせてカットしておいて下さい。
切った、ストックに合わせて削ったグリップで挟み接着
(グリップ内の突起物はすべて取っておく)
あとは、切り取ったストックの残りやABS版、
パテによって整形、カッコ良くします。(SP8)

  問題の固定ですが・・ノーマルグリプの固定は
両側のネジと後ろからのボルトがあります。
この、ボルト用のナットを使います。
新しく作った、ストックに、このナットの位置に
ABS版を固定し、(ABS版はストックの両側に
穴を空け貫通させて取り付けてあります。)
ボルトにて固定。
  スットクに、シェルの排莢レバーが干渉します、
レバーを薄く削ります。

次に、バレルカバー部ですが、
ここは、これと言った加工はありませが、
グリップが干渉しますので、
その部分を、グリップに合わせて削るだけです。
(SP11)


jpg画像(st03)15.7kbt
フルオートトレーサーのスイッチと
バッテリーの入る部分。


jpg画像(st16)10.3kbt

 
 
画像sp5.jpg11.4kbt
グリップ取付部:ネジ2本におよび
後部フレーム欠き込み固定
黄色のコードは発光サイレンサー電源


jpg画像(st12)9.5kbt


jpg画像(st13)23.0kbt
シェルのエジェクトレバー。
ストック部分に干渉する為、
レバー内側を削っています。
こういう地味な部分の加工に
意外と時間・手間が掛かると塚越氏。
 
グリップとフレームへの固定

グリップの取付けですが
グリップは見てわかるように、グロックのものです。
これは、MGCのグロックがあまりにも調子が悪く、
お蔵入りになっていたものをつかいました。

ちなみに、私の家には、お蔵入りの銃が多いです。
ほとんど解体されてる。
AK47S、AK47、クルツ、コッキングCZ、ミニ電動ガン、FMAS、などなど、ほとんどバラバラ
使える銃のほうが少ない・・かろうじて動く、
AUGショート、MC51・・・まともなのは、UZIとSP改のみ。

話が飛びましたが、とにかく、グロックをぶった切ります。
個人的には、CZのグリップを使いたかったのですが、
強度的に不安があったものでやめました。
それぞれ、好きなグリップを使っていいと思いますが、
問題は、トリガーです。
CZをあきらめた要因も最終的には、ここにありました。
で、グロックのトリガーですが、鋳物の台座に付いています。
この台座をひたすら削ります、ひたすらです、グラインダー、金やすり・・・でグリップと平らになるまで、削ります。
で、グリップの加工は終わりです。

後はフレームとの取り付けです。
実際には、フレームではなく、コッキングレールパイプに
取り付けてあります。
(SP5)SP5の前のビスは5mmの皿ビスです。
コッキングレールパイプにネジをつけます。
その後ろのビスは3mmの皿タッピングビスです。
なぜ、タッピングビスかと、言いますと
(st12)を見てもらうとわかりますが、この部分は、
フレームとコッキングレールパイプの接続部になりますので
ネジが付けられません。よって、この2本で固定します。
また、グリップをこの位置より前に持っていきますと、
コッキングハンドルに干渉します。

グリップの後ろの部分はフレームカバーをグリップに
合わせて削ります。
すると、ちょうど、カバーがグリップを固定する形になります。
(SP5)

シェルの入れ口のカバーは、最初付けておきましたが、
シェルの入れ替えのスピードUPのため取り外しました。
私の場合、ゲーム中にシェルが落下した事はありません。
 

 

 
jpg画像(st01)12.5kbt
プラリペアの接合あと。
思いコッキングを連続しても不安がない程
しっかり接着されています。
  コッキングハンドルの制作

これには頭を悩めました、カット部は、
最初の図(SP000-1)を作る時に、
位置を確認できていた・・ラッキーでした。
しかし、カットした物をどうやってつなげるか・・・
アロンアルファ(瞬間接着剤)では、強度不足だし、
かといって、裏に当て物もできない・・・
そこで、思い出したのが、プラリペア・・
(前に、購入しようと思ったのだが・・・高くてあきらめた)
これは、強度もあり、柔軟性もある。

さっそく切断・・
まず、ハンドルの1番目の溝で切断です。
次に、確か、3番目で切断
(この時、前に5mmほどのこしておく)
そして、後ろから、5番目の溝で切断し、下側から
4番目の溝を半分ほど切断して5番目側から切る。
(真っ直ぐに切るより接着する時に強度がでる。
たぶん?、3番目で5mm残したのもこの理由)
全部で、溝が8本になります。
そして、プラリペアにて接着です。(st01)


gif画像(sp14) 3.4kbt

コッキングハンドルの突起物は、FMASの部品です。
滑り止め兼、スライド部の接続フックを兼ねて
強度を上げています。(SP15)
 

 

  キャリングハンドルの製作


キャリングハンドルはABS版にて制作(やっと、友人に会社からくすねてきてもらった)
特に、制作に当たって難しい所はありません。
バレルカバーに合わせて制作するだけ、前後の部分は最中にして、ノーマルのサイト、ナット、
の付いてる部分に合わせて穴をあけるだけです。
バレルカバーとの固定は、裏側からビスで止めてあります。
(格好ばかり気にし過ぎで、キャリングバンドルの隙間に指が入れずらくなった。)
 
 
jpg画像(st10)20.8kbt


jpg画像(st11)16.2kbt
ABS板で作られていますが
十分な強度が出ています。
  シェルホルダー

これは、DIYセンターをうろついていたところ発見!
電気配管固定用のもの(外国製たぶん)
SchnabiのEC22という品物にゴムを張ったものです。
これを、バレルカバーにナットで固定(st10)


サイトマウント
サイトを付けようと思ったが、
スコープ、ダットサイトの方が、かっこいいので、
ABS版でマウントを制作しました。(ビス固定)
(st11)

細部にこだわって完成の遅い私の工作に比べて、
塚越氏はサクサク工作していくタイプの様です。

表面仕上げはあっさりしてますが、
サバイバルゲームでのハードな使用に耐えるほど
しっかりした強度・作動が確保されています。
 

 

 
jpg画像(sp23)18.5kbt
  ゲーム使用時
(下、計量化UZI:
バッテリーカバーABS版にて制作、
ストック取り外し
マズルをアルミパイプで制作)
 

 

 

特別付録
ドラグノフもどき

 
 
jpg画像(ドラ2)9.9kbt
 
 

データ
全長:1185mm
全高:285mm(スコープ・マガジン含む)
全幅:50mm
重量:4.5kg(全装重量)
インナーバレル長:650mm
装弾数:230発(自作ショートマガジン)
弾丸:6mmBB弾

 
 
ユニット変更:ボアアップピストン、エアロピストン、ハイトルクギアなど(システマ製)
その他:バッテリースットク内臓(ハイーパーコマンド8.4−1300まで内臓可能)
フラッシュハイダー(自作塩ビパイプ製)
アウターバレル(アルミパイプ製)
スタンド?(自作アルミパイプ製)
スコープ 3‐9*40(マウント自作塩ビ板製)

これは96年頃のアームズマガジンに載っていたRPKもどきをまねて、さらにドラもどきにしたものです。
ちょうど、アングスから600mmと650mmのバレルが出たので、制作してみました。

制作自体はさほど、難しいものではありませんが、時間はかかりました。
まず、フロントストックはノーマルストックを半分に切断後、塩ビ板、塩ビパイプ、パテにて
延長するだけです。ここまでは、順調・・・・

リアストック・・・・・これは、塩ビ板の積層です。
ノーマルのグリップを挟むようにし・・ドラグノフに似せて・・バッテリーを内蔵出来るように・・
蓋は?・・取付けは?・・と考えながらの積層だったので、時間がかかりました。
おまけに、丸みを持たせるためにパテ盛りと削りに時間がかかった。(お金もかかった)

ちょっと、厄介だったのが、ガスパイプ部の延長と18mmのアルミパイプを通すための穴あけ・・・
18mmのドリルは高かったので・・・(想像にお任せします)
あとは、細かいところがありますが・・・また、1ページ作るようになってしまいますので
その上、3・4年前の制作なのでウル覚えです。

カモさんのように、図面など引かないから・・・行き当たりばったり、アイデアが
出た時点で変更、成り行きまかせです。
 
  性能は、・・・はじめ使い物になりません
でした。650mmバレルだめですね。
ノーマルシリンダー、スプリングでは発射すら
できないこともあります。
とりあえず、強化スプリング・・・発射可能
・・・しかし、フルオートだと弾づまり
(スナイパーだからいいのだか・・・
気に入らないか!)
そこで、ボアアップシリンダー、ピストン・・・
おお!オート可能
しかし、あまりパワーアップはしたくない・・・
せめてノーマルスプリングで、
発射可能!やった・・オートは?
・・・・弾づまり・・・・・
フム・・・連射速度をおとせば、
ハイトルクギアなら・・・やったね!成功!
さらに、7.2Vなら完璧
・・・・でも、集弾性能が・・・
スナイパー失格、チャンチャン!
 
jpg画像(ドラ1)16.9kbt
 
  と、言う事で駄作です。550mmぐらいのバレルの方がいいと思います。
しかし、金と時間のかかった銃です。総金額は数万円(本体別)びっくりしました。PSG-1が買える・・・はは!
 
  塚越さんがドラグノフもどきを作った3〜4年前はシリンダーとバレルの容積の関係や、
バレル長と命中精度の関係などが今ほどはっきりしてなかったので、
みんなバレルは長ければ長いほど良いと考えていました。
私のバンナグロウもそんな古い思想に基づいて設計されています(汗)。
フルオートで発射出来ないのは後退時にバレル内のエアーを吸い込んでいる為でしょう。
吸気ピストンを使用すると改善されるかもしれません?
0.2gBB弾で90m/s位の初速にはバレル長550mm位が限界と言う事なんでしょうか。

ストックのABS板による積層工作の苦労は目に浮かぶ様です。
ハンドガンではそれほど感じませんが、
長物のガンスミスはスクラッチの度合いに比例してお金が掛かっていきます。
まだ完成していないグロウでさえ工具や材料などの初期投資で10万円は軽く突破(泣)。
いや、初期投資がすんだら2作目以降はそんなに掛からないので、みんな恐れないでね。
 

 

 
jpg画像(sp26)7.7kbt
  おまけ

フェイスガード(オリジナル)

:ステンメシュ製、クーリングファン付き
私はめがねを掛けていますので、
夏冬ともすぐに曇ってしまいます。
そこで、作ったのがこれです。
曇らないこと、フルフェイスであること、
を条件に作りました。
写真のものは、アスクス用に新たに
作りなおしたバージョン3です。
 
  私も金網を使ってフェイスガードを作ってますが、
これは中に掛けるメガネ用にファンを付けるという工夫がなされている所が良いです。
ステンレスメッシュを使っているので丈夫で安全性も高いようです。
銃を構えた時、頬付けに邪魔になる可能性がありますが、
フェイスガードの下とアゴのラインが密着してそれほどでも無い様に思われます。

サバイバルゲーム_ゴーグル・フェイスガードのページに
私、かもんえぎ が作ったフェイスガード(かもねぎガード)があります。移動
 

 

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